痛みの話Q&Awhat symptom
外反母趾
外反母趾って何? (がいはんぼし)
足の親ゆびの付け根が突出して変形し、痛みのでる疾患です。先の尖ったハイヒールを履く女性に多く発症します。
体重をかけてレントゲン写真を撮り、第1中足骨と基節骨のつくる角度(HVA角)が15°以上のものが外反母趾です。
どうして起るの?
原因としては生まれつきのもの、関節リウマチなどの疾患によるものもありますが、日常的に靴を履く女性に多いことから、足の機能を無視した間違った靴選びが主な原因と考えられます。
症状は?
足の親ゆびの付け根が内側に突出し、腫れて、歩くと痛みが出ます。足の底に「たこ」が出来ることもあります。
治療法は?
まず履物のチェックをします。幅広で足底にアーチのついた靴を選び、足の親ゆびと人差ゆびの間に趾間装具を装着します。
これらの治療でも効果が得られず、痛みのために日常生活が不自由であれば手術を考えます。多くの手術方法がありますが、中足骨の骨切り術と腱の処置を同時に行う方法が一般的です。「足の外科」に詳しい先生と良く相談して下さい。