痛みの話Q&Awhat symptom
変形性肘関節症
変形性肘関節症って何? (へんけいせいちゅうかんせつしょう)
肘関節の軟骨が加齢や手の使い過ぎによってすり減って、関節の周辺に骨のトゲ(骨棘)が形成され、肘を動かすと痛みが出る疾患です。この骨棘が尺骨神経を圧迫して肘部管症候群をおこす事もあります。
どうして起るの?
肘のけが(骨折・脱臼など)のあと、関節炎、チェンソーなどの振動工具を使う人、手を良く使う職人、高齢者で手を良く使う人等に多く発症します。
症状は?
肘関節を動かすと痛みが出て、肘を使うと痛みが強まり、肘を完全に伸ばしたり曲げたりする事が出来なくなります。
治療法は?
局所の安静、消炎鎮痛剤、理学療法等の保存的治療で経過をみます。関節内に遊離体があり、肘の動きが悪く日常の生活に支障がある場合は、遊離体を取り除く手術をします。