痛みの話Q&Awhat symptom
有鉤骨の鉤骨折
有鉤骨の鉤骨折って何? (ゆうこうこつのこうこっせつ)
ゴルフクラブやテニスラケット、バットなどを握って何回も振ると、手関節の小指側に腫れと痛みが出る事があります。これは手根骨の一つの有鉤骨という骨の骨折によって起ります。有鉤骨には鉤(こう)と呼ばれる突起があり、この部分が折れます。
この有鉤骨の鉤骨折の問題点は、この骨の解剖学的位置からレントゲン写真で骨折が見えにくいことです。ほとんどはCT検査で診断されます。
どうして起るの?
転んで手を付いて骨折することもありますが、ほとんどはゴルフクラブなどを長期間、熱心に振り続けた結果、有鉤骨の鉤の部分に疲労骨折をおこすものです。
手関節の小指側を押すと痛みがあり、ゴルフクラブなどを振ると痛みが強くなります。
治療法は?
有鉤骨の鉤の骨折は、手術して骨折片を摘出します。